今年は、戦後60周年という節目の年です。

「平和を祈る」とは、どういうことなのか?
私たちは、合唱を通じて何ができるのか?

これが、平松混声合唱団の、現在のテーマです。
6月から現在まで、私たちは様々な活動を通して、
自分たちの心の中に「戦争と平和」「生きると言うこと」という色々なキーワードを
心の中に刻み、育んでいます。
その想いを9月の演奏会で皆様にお届けいたします。

ただ、反戦の歌を歌う、ということではありません。
私たちが見て、聴いて、感じてきたことをハーモニーで表現します。

このページでは、これまでの平松混声合唱団の活動をお届けするとともに、
9月17日のコンサートの情報をご紹介いたします。

<演奏会のご案内はこちら>




 
「鎮魂―戦後六十周年 さとうきび畑こんさあと 〜追悼・寺島尚彦作品の夕べ〜」(主催・寺島オフィス)が6月26日、沖縄県糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で開かれました。寺島先生の二女で声楽家の寺島夕紗子さんと、私たち平松混声合唱団が出演しました。

寺島先生の合唱曲の多くを、私たちが初演させていただくという機会に恵まれてきました。私たちの沖縄公演は今回が初めてでしたが、寺島先生が「沖縄の人にその美声を聞かせたい」と生前におっしゃっていたということを伺い、感謝の想いを胸にコンサートに出演し、その日のために平和祈念像前に作られた特設ステージで演奏する機会をいただきました。
(写真:沖縄平和祈念堂/平和祈念像)


この演奏会については、下記のようなニュースサイトで紹介されたり、TV・新聞でも取り上げられました。

「沖縄タイムス」サイトへのリンク
「琉球新報」サイトへのリンク

平松混声合唱団の主宰・平松剛一の父は海軍中尉で、沖縄で戦死しました。平松親子自身が、「さとうきび畑」の歌のモデルとなっています。

父を、戦争をどう想い、今、どのような気持ちをハーモニーに乗せているのか。

父の名前が刻まれた墓碑の前で、琉球放送の取材の元、様々なエピソードをご紹介いたしました。

 
 
寺島先生の奥様で声楽家の寺島葉子先生より、寺島先生の散骨のエピソードを伺いました。

そして海へ向かい、「海を見たくない今は」を歌いました。

寺島先生に、私たちの声は届いたでしょうか。

演奏会は、私たちの「レクイエムのように子守唄」で開演しました。
寺島夕紗子さんが「さとうきび畑」を独唱し、
寺島葉子先生も加わり、「さとうきび畑」のルーツとなった曲、「涙に海の味がする」を歌いました。

演奏会の模様は、沖縄のテレビでも取り上げられました。

 
 
<団員より:沖縄訪問を通じて感じたこと・1>

「平和を願う気持ち、命を大切にしてほしいという祈りを表すにはどうしたらいいか、と考えに考えて、戦没者のお一人お一人の名前を石碑に刻むことにしたのです。」という話を聞き、平和の礎の意味が始めて理解できたように思います。「レクイエムのように子守唄」を歌うときには、心から命を大切にしたい、してほしい、という思いを込めて歌おうと思いました。

(写真:寺島先生が娘の夕紗子さんのために作った歌「緑陰(こかげ)」で歌われている、クワディーサの木)


<団員より:沖縄訪問を通じて感じたこと・2>

平松先生のお父様が沖縄で戦死され、今年、ようやく礎にその名前が刻まれたこと、寺島先生が「さとうきび畑」を作曲されたこと、また、平吉先生の最後の仕事場が沖縄だったこと、本来は関係ないことがつながっているのが縁なのだと感じました。この縁、人と人とのつながり、そして、それらを結んでいる音楽にこれからも感謝していこうと思います。


(写真礎の前で「レクイエムのように子守唄」を歌う)
 

東京にいると、沖縄が切実にとらえている「戦争と人々の命の重さと基地」という問題や平和に対する思いかたに、こんなに差があるとは想像すらしていませんでした。自分の国のことなのに、何が起きていたのか、何が起きているのかを知らなさ過ぎたと痛感しました。私たちがこの目で見たこと、肌で感じたことを東京で少しでも伝えられればと思います。



平松混声合唱団 「とうめいな想い出 〜沖縄の風にのせて〜」
■東京公演 【チケットのお申込はこちら】
2005年9月17日(土) 開場 6:30pm 開演 7:00pm
場所:津田ホール (JR中央線千駄ヶ谷駅・都営大江戸線国立競技場駅下車すぐ)⇒地図
入場料:¥3,000(全席自由)
主催/平松混声合唱団(事務局 03-3707-1465) 後援/葛ウ育芸術社 潟tォンテック
●演奏曲目等、変更になる場合がございますのでご了承ください。
●就学前のお子様の同伴、ご入場はご遠慮ください。
<演奏曲目>
 芭蕉布
 涙そうそう
 島唄
  
 木犀のセレナーデ
 知床岬
 朱い蝶々
 
 透明な想い出に
 海の道
 広場
 
 緑陰(こかげ)
 涙に海の味がする
 さとうきび畑

 他
小林秀雄/編
横山潤子/編
富澤 裕/編

関根榮一/詩
関根榮一/詩
関根榮一/詩

平吉毅州/曲
平吉毅州/曲
平吉毅州/曲

寺島尚彦/詩・曲
寺島尚彦/詩・曲
寺島尚彦/詩・曲


演奏 平松混声合唱団 Hiramatsu Mixed Choir

 1982年平松剛一氏の基に発足、今年結成23周年目を迎える。20回の定期演奏会をはじめ、特別演奏会、スクールコンサートなどを全国各地で行う傍ら、ビクター、日本コロムビアなどのCDレコーディング、そしてNHK「みんなのコーラス」「みんな大好き」等のテレビ・ラジオに出演し、「人の心に深い感動を与える演奏」と高い評価を得ている。1994年全日本合唱コンクール金賞受賞。1999年11月ウィーンで行われた、シューベルト国際合唱コンクールに参加し、第2位入賞そして特別賞を受賞する。2000年3月には宝塚大劇場にて、宝塚歌劇団との共演を果たし大成功を収める。2003年7月にも、郵便貯金ホール(メルパルク)において宝塚歌劇団と共演をする。2003年10月、第70回NHK全国学校音楽コンクール全国大会・高校の部にゲスト出演する。2004年6月、ひらこんのてらこんさぁと13(寺島尚彦追悼演奏会)を行う。10月にはオペラ「細川ガラシア」に出演する。2005年6月、沖縄の平和祈念堂にてコンサートを行う。
 2002年「瑠璃色の地球」に続き、2004年に5枚目のCD「ときめく命」をリリース。この他にも、吉幾三、キム・ヨンジャとの共演、浜口庫之助メモリアルコンサートなど、ジャンルを超えた幅広い演奏活動を行っている。またこれまでに、多くの作詞家、作曲家との親交により、数多くの委嘱(初演)作品を手がけ、好評を博している。

指揮 平松 剛一 Koichi Hiramatsu

 東京芸術大学器楽科卒業。クラリネットを故三島勝輔、故千葉国夫各氏に師事。東京吹奏楽団等のフリーの音楽活動を経て、現在もソロ活動を続ける。1989年寺島尚彦氏、1996年平吉穀州氏のクラリネット小品をそれぞれ委嘱初演。1996年には、リサイタルを開催する。
 合唱指揮者としても卓越した信条と技術を持つ。都立八潮高校合唱団を指揮しNHK全国学校音楽コンクールにおいて全国金賞2回、全日本合唱コンクールにおいても全国銀賞2回、その他数々の賞へと導く。
 1982年平松混声合唱団を結成。主宰・指揮者として活躍、、1994年全日本合唱コンクール金賞受賞。1999年シューベルト国際合唱コンクール第2位入賞、及び特別賞を受賞する。2001年イタリアのアレンツォで行われたフォークソング・フェスティバルに参加。2002年10月には、合唱音楽生活30周年記念演奏会を開催する。
 また多くの作曲家の初演を手がけ、高い評価を得る。その数約100曲にのぼる。全国各地で指導を行い、NHKコンクール審査員なども務める。

ソプラノ 寺島 夕紗子 Yusako Terashima

 東京芸術大学及び同大学院修了。中村浩子、篠崎寿、伊原直子、柳貞子(スペイン歌曲)の各氏、イギリスにてE.サラマン女史に師事。文化庁海外研修生としてスペインに留学、T.トゥルネ、E.タレス、C.ブスタマンデの各氏に師事。第23回フランス音楽コンクール1位。第8回日仏音楽コンクール第2位他。1988年「演連コンサート」(文化庁助成)にてデビューリサイタル以来定期的にリサイタルを行い好評を博している。近年はスペイン歌曲など民族音楽をベースにした作品に精力的に取り組んでおり、トークを交えた親しみやすいコンサートには定評がある。フォンテックより「さとうきび畑」「緑陰〜こかげ〜」の2枚のCDをリリース。このほかNHK(テレビ、ラジオ)、FM-Tokyo等に出演。海外ではイギリスにてベートーヴェン「第九」他、多くのオーケストラ作品のソリストを務める。2005年スペインにてリサイタル開催、マドリッドテレビ、ラジオにも出演し好評を博した。洗足学園音楽大学講師。
ピアノ 渕上 千里 Chisato Fuchigami

 国立音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業。1985年ウイーン夏季セミナーに参加、アレキサンダー・イェンナー氏に師事。フランス・ヴィルクローゼ音楽アカデミーの給費生として、ダルトン・ボールドウィン・マスタークラス修了。第1回日本モーツァルト音楽コンクールピアノ伴奏部門第3位入賞。その後、アンサンブル・ピアニストとして活動し、声楽、合唱、室内音楽等、多方面で活発な活動を行っている。高尾茂治、土屋律子の両氏に師事。奏楽堂日本歌曲コンクール優秀共演者賞受賞。東京室内歌劇場ピアニスト。東京ヴィヴァルディ合奏団鍵盤楽器奏者。
【チケットのお申込について】

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